高野山のいきもの

地味やけど

皆様は、お正月はどうしてすごしましたか? 2日、大阪の仲間と高野山で初探鳥を行いました。目当ては赤い小鳥達です。写真の鳥はハギマシコと言うのですが、遠目では地味なんですがよく見ると翼とお腹が綺麗な紫色をしています。西日本では珍しい鳥で山地の…

コンちゃん2世現れるも

今年の秋頃から事務所の周りで数頭のキツネを見るようになりました。1頭は綺麗な毛並みでしたが、一頭は犬疥癬にかかっているようでした。今日、久々に見たコンちゃん。痛々しい状態でした。

上から見ると。横から見ると。

上から見ると緑の絨毯。 横から見ると苔の森

渋い

蛾と言えば毛嫌いする人が多いですね。その多くの人は汚いとかいいます。おそらく夜に電気の周りを鱗粉をまき散らしながら飛び回っているのが、その原因では無いでしょうか。写真のヒメヤママユガ大きさはアゲハチョウ位。この蛾を見て汚いと思う人は少ない…

朝露からの贈り物

昼夜の気温差が大きくなってくると朝露が大量に発生します。

台風がすぎ

大型で非常に強い台風17号が日本列島を駆け抜けました。被害に遭われたみなさま方におかれましては、心からお見舞い申し上げます。 さて、昨日は台風一過とは行きませんが、午後から急に北風が吹き込み冷え込みました。暑かった残暑もおしまい。ところが、あ…

そろそろ起きます

先の続きです。ツバメシジミに出会ったあと、杉林に入ると素早く動くヘビを見つけました。夜行性のヒバカリです。捕まえると盛んに体をくねらします。これからは、夜行性の動物の時間です。

そろそろ寝ます

夕方、森林セラピーのインストラクターの講習会の資料とするための写真を撮りに歩いているとそ、そろそろ眠りにつこうとしているツバメシジミに出会いました。カメラを近づけてももう眠たくて仕方が無いという状態でした。

構造色

ご無沙汰しています。最近はバタバタとしていて中々ブログをアップすることができませんでした。少し古い話になりますが、最近は蝶を手乗りにして遊んでいます。写真の蝶はコムラサキです。 オオムラサキは日本の国蝶として有名でそれはそれは綺麗な蝶ですが…

本日開館しました。

6年間閉館していた森林学習展示館を高野町より事業委託を受けて今日から開館する事になりました。館の中の展示物はこれからまだまだ整備していかないといけないのですが、取りあえず開館まで漕ぎ着ける事ができました。

無責任な放流

高野町有林を活用し、子供達の虫取り文化を残そうと始まったゲンジの森。今は子供達が少なくなり都会からの大人の遊び場となっています。でも月1回の森の整備もしっかりやっていますが。そんなゲンジの森のとんぼ池にコイとフナを放流した人がいます。とん…

旅たちの準備

事務所の周りにツバメたちが飛び交う季節となりました。電線には沢山のツバメ(コシアカツバメも混じる)たち が旅たちに向けての体力づくりをしています。

高原の蝶 オオウラギンスジヒョウモン

我が事務所の横は草原になっています。そこには和歌山では高原に棲息する蝶、オオウラギンスジヒョウモンを見ることができます。和歌山では結構珍しい蝶らしいです。マニアに捕獲され激減するといけないのでその場所は伏せときます。

コンちゃん死す

以前このブログで紹介したキツネの死体を見つけました。実は、最近見かけることが無かったのでもう既にしんでしまったと思っていいたのですが、最後に見かけた建物を終の棲家としていたみたいで、まるで眠っているような姿でした。

生物の多様性

弘法大師が世の中の生き物は、どれ一つ無駄なものが無く、また、お互いに影響しあって生存している。その一つが欠けても自然界には影響する。と説いたと言われています。多種多様の木々を育て保護していくと今までいなかった生き物が見られるようになります…

こんな所に

早朝、出勤のため車庫に向かっているといつもキジバトが居る小さな空き地に見慣れない鳥が。一瞬我が目を疑いました。ミゾゴイ!なんで、こんな所に!そのミゾゴイこちらのことには目もくれずに、せっせとミミズ捕り。最短3mまで近づいてくれるなどサービ…

不思議な植物の世界

今年はギンリョウソウが大豊作。写真はもうくたびれかけたギンリョウソウですが、写真を見てこの植物は葉緑素を持たない腐生植物というのがお解りだと思います。最近は菌従属栄養植物といわれ菌と密接な関係があると言われているようです。一説では菌の存在…

カイナンサラサドウダンツツジ

昨年見つけたカイナンサラサドウダンツツジが花をつけました。もう十数年前に花の終わったこのツツジを見たのですが、その後その個体も無くなってしまい、もう見ることが無いと思っていたツツジがボランティアで活動しているゲンジの森で、しかもそこそこの…

今年も花盛り

スキー場のアヤメが花盛りです。来週には花が終わってしまうかも。今週末が最後のチャンスです。

岩からしみ出る鳴き声(タゴガエル)

初夏の高野山の谷筋や奥の院を歩いていると、グワグワグワという大きな鳴き声が聞こえてきます。その鳴き声の正体を探そうとしても中々姿を見ることができません。写真のカエルがその声の主タゴガエルです。 傲然にも卵も見つけることができました。体の割に…

ヒゲナガオトシブミ

甲虫の仲間ゾウムシの仲間には面白い形をした種類が多いです。写真のヒゲナガオトシブミもその一つです。どうしてこんなに長い首(頭)になったのでしょう?何のために使うのでしょうか?ちなみに写真は♂。♀は短い首(頭)です。

小さな体で(ミソサザイ)

早朝の高野山は小鳥達の囀りで満ちあふれています。その中でもミソサザイの囀りは群を抜いています。体は小さく日本でも最小の鳥の一つと言われていますが、その囀り大きく長いものです。高野山の寺院の屋根の上から複雑で金属製の囀りが聞こえてきたらミソ…

咲きだしました

先日のブログ「花泥棒は」のクリンソウが咲き出しました。(写真は別な場所です)濃いピンク色、取っていきたいという気持ちもわからないのでは無いですが、やっぱり野にある花は野におけですよね。

新緑

摩尼山のカツラの巨木が柔らかい新芽を吹き出しました。 去年は豊作だったのか林床には沢山の実が落ちていました。

胎内くぐり

これも摩尼山にあるミズメの巨木。倒木の上に芽吹いたこのミズメは、何百年も経って倒木が無くなりぽっかりと空洞ができました。

摩尼山の巨木・変木

このツガも相当の巨木。2m程の低い位置から太い枝が出ていて威風堂々とした姿をしています。

守る

先日は、花泥棒の事を書きましたが、今回は守り育てる方。高野山は、和歌山県下では数少ないフクジュソウの自生地です。かつては、林床一杯にフクジュソウが咲き乱れていた場所もあったそうですが、今は数株が見られるにすぎません。又その数も年々減ってい…

季節が進んで

エゾヒガンザクラの花も満開。ピンクだった蕾も白くなりました。

花泥棒は

昨日作業中に立ち入り禁止のバリケードを無視して入ってきたお年寄り(70前後)の男性。1箇所から中々動かない。その内一人が屈んで抜き取ったのが写真のクリンソウ。声をかけて追い掛けたが、抜き取った一人は早足で逃げて行く。一人はこちらの追跡を阻止…

太郎坊

こちらが太郎です。そうですスミレを伊勢地方では太郎坊と呼んでいるそうです。太郎坊と次郎坊の花を引っかけ引っ張ってあそんだそうです。 さて、スミレの仲間は種類が多く識別が難しいと言われています。 写真の3種類のスミレの種類が解るあなたは、スミレ…