無責任な放流

高野町有林を活用し、子供達の虫取り文化を残そうと始まったゲンジの森。今は子供達が少なくなり都会からの大人の遊び場となっています。でも月1回の森の整備もしっかりやっていますが。

そんなゲンジの森のとんぼ池にコイとフナを放流した人がいます。とんぼ池は下の池と上の池の二つに分かれ今回は、小さい方の上の池にコイとフナが入れられました。




ゲンジの森のとんぼ池は、モリアオガエルの大繁殖池で季節になると何十もの卵塊が木からぶら下がります。下の池には沢山のオタマジャクシが泳いでいるのですが、上の池にはコイに食べられたのかオタマジャクシは一匹もいません。そこで、水を抜いてコイとフナを捕獲する事になりました。




コイは3匹、フナは大きいのが8匹今年卵から孵った小さなが多数捕獲し、別な池(コイを飼っている)に移しました。何気ない生き物の移動が、そこに元々棲んでいた生き物に大きな打撃を与える事がある事を考えて欲しいものです。